メン・イン・ブラック インターナショナル（Men in Black International）

おすすめ度

キット ♤ 3.5 ★★★☆
アイラ ♡ 3.0 ★★★

言いたい放題

キット♤　MIBシリーズの4作目。トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスはギャラが高くなりすぎたので、主演はクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンとなりリフレッシュ。前作もベテランエージェントと新入りという組み合わせだったが、本作もトップエージェントのH（ヘムズワース）と新入りエージェントM（トンプソン）のコンビ。新人という初々しさに加えて、若い女性エージェントが主人公にというところが新しい。一般人が知らないところで平和を守る秘密組織の映画としては『キングスマン』と似たところがある。

アイラ♡　女性起用はあり得る話で、「Men in Black」でいいのか？と新人Mが尋ねると、女性であるエージェントOが「そこは追求しない」と切り捨てるところも潔い。ただ話の前半、若くてかわいいMが入るということで、ガーリーな作りの場面がちょっと多すぎて正直飽きちゃった。Hの紹介については、チャラいモテ男というキャラにフォーカスしてて、これは面白かったけど。

♤　ストーリーそのものは、組織の中に裏切り者がいて･･･というよくあるパターンで新味はなく、先が予想できるような筋書き。エア・スクーターを使ったアクションシーンや、双子の敵との戦いなど織り込まれているシーンは良くできていてそれなりに楽しめる。まあ、あまり硬いことをいう映画ではないので、楽しめればそれで良い。

♡　でも、前作までのほうがいろんなエイリアンがMIBの本部にうじゃうじゃといて、見ていて楽しかったのやけど、今回はちょっと物足りない。HがMを連れて行く秘密クラブみたいなところにいるエイリアンも、人間が特殊メイクしてるだけでどうにも安っぽい。でもMに忠節を誓うポーニィが皮肉屋でかわいいし、犬のフランクも引き続き登場！

♤　バトルシーンでヘムズワースがハンマーを持つところが笑わせる。ハイT役のリーアム・ニーソンは演技派とは思わないけど、年をとって渋みが出てきたのでこれくらいの役だとちょうどいい感じ。

♡　前作までは主演2人のベテランぶりが安定感を出してて、彼らのキャラの違いっぷりが味わいになってたのに対して、今作は若手ということで全体に軽いよね。でもその分、今後にいろんな展開が考えられそうやけど。

♤　主演の２人は『マイティ・ソー　バトルロイヤル』で共演してるけど、２人ともそれほど実績があるわけじゃない。そこが今後のMIBの新味を作っていくかもしれない。

♡　ラストでは２人の間に思わせぶりな空気が漂うけど、それぞれ次の任地が分かれたので、まぁ次作があるとすれば、２人の思わぬ再開からごにょごにょ･･･ってことに、たぶんなるんでしょう。あとこれ、レクサスがだいぶお金出してるよね？

予告編

スタッフ

キャスト